壊れと言われまくった「ヘルコンドルのこころ」ですが、改めてなぜこのような壊れこころを出さなければいけなかったか?を考えてみたいと思います。
背景にある3つのキーワード
- 完凸SP
- 王者の剣
- ヘルコンドルのこころ
考えた中で背景にあるのはこれら3つのキーワードだと思います。
特に完凸SPが起点で、今回の出来事が起こっているように見えます。
①完凸SP
高難度で使える高火力単体攻撃を持つのは、
- らいじんのやり:デイン320%
- やしゃのこん:ヒャド320%
- クリスタルクロー:イオ300%
- 名刀 斬鉄丸:無属性300%
すべて合計倍率になりますが、これら4つがSP武器…いわゆる常設武器です。
対策武器ダメージランキングを出した際に最近よくもらうのが、
「完凸クリクロってどの位置になりますか?」
といった質問。
以前はそれほどなかったのですが(あっても2凸だと?くらい)、最近は毎回もらうレベルになっています。
ということは、無課金・微課金層にも完凸SPを1つ2つ持っている方が出てきたのかなと考えられます。
運営はこの辺りのデータは注視していると思うので、より敏感だと思います。
リリース当初は高難度もSPでも余裕!という空気があったものの、ドラクエ4イベントあたりから「SPの属性は潰される」という認識が広まりました。
デイン・ヒャド・イオ
これら3つの属性は良くて等倍、基本的には20%耐性みたいな扱いです。
そのため「無属性武器に系統心珠を付ける」とか「完凸星4でがんばる」みたいなのが心の支えでした。
ただ、限定武器が出揃ってくるとSP武器の属性だけ避けて、新武器を作り続けるのが難しくなってきます。
たとえばラーミアの杖や聖盾斧、もちろん今回のキーワードの1つである王者剣もそうです。
新武器をデイン・ヒャド・イオで出そうとすると問題になるのが完凸SPの存在。
いままで通りの倍率基準で出せば、
「完凸SPの方が強いwww」
って言われて売れません。
はい、だから倍率インフレです。
実際、完凸SPと限定武器のダメージ比較をしてみると、このような結果でした。
完凸SPが軒並み上位にいます。
やはりこれを踏まえて王者の剣は350%というぶっ飛んだ倍率で設定されたのでしょう。
【条件】
ピサロ牙・ドラブメのみレンジャー他バトマス / 守備力400 / 等倍 / 心珠系統A2個 / ガチャ産防具なし / 冥獣320%換算
②王者の剣
完凸SPを上位から落とすために350%というぶっ飛んだ倍率で設定された王者の剣。
しかし基礎倍率320%の完凸雷神槍を追い抜くことはできませんでした。
そんなことしたらゲームバランスも何もなくなっちゃいますからね…
その代わり、雷神槍のような対象ランダムの高難度で使いにくい武器ではなく、対象を選べる高倍率単体攻撃。
さらに追加効果の確率守備力アップが付けられたのだと思います。
さて、完凸SPとのバランスを取るために王者の剣を登場させたのは何となく理解できました。
しかし、その代償に天空剣をはじめとした『王者以前』の武器が置き去りに…
この対策の話です。
これまでのように「高難度の弱点&耐性設定」で調整をかけるのも1つの手ですが、今回は別の調整方法を取ったようです…
はい。
ヘルコンドルのこころ
3つ目のキーワード…今回のメインテーマへと話が繋がりました。
③ヘルコンドルのこころ
ヘルコンドルのこころを、
・組み込んだ前:旧セット
・組み込んだ後:新セット
これで与ダメを計算して『増加率』で降順してみます。
はい、メラとバギをかなりピンポイントに底上げしたことがわかります。
他属性ではこのわずかな与ダメアップのために、耐久を落としてヘルコンドルを組み込むのはコスパが悪いのではないでしょうか?
さらに、これを与ダメ降順で並び替えると…
あれ?天空剣を王者剣に並ばせたかったんじゃないのこれ?
①完凸SP武器を持っている人が増えた
②王者の剣からインフレで調整
③置き去りの天空剣を救済
ついでに強敵こころの宿命、新武器の属性底上げ…したら黒嵐ちょっと壊れたすまんw
こんな感じでしょうか。
とはいえ王者の剣には壊れアクセ『ロトの印』があるので、黒嵐爪と大きく離れることはありませんでした。
そして相変わらず完凸雷神槍よりも下なので、黒嵐はまあ理解できる範囲のインフレに思えます。
まとめるとヘルコンドルのこころは強い!けど、ちゃんと理由があるように見えるという話でした。
今後もメラ・バギ武器は出ると思いますし、復刻でポロっと引けたりするのでヘルコンドルのこころは、
・絶対1つ
・最低2つ
・可能な限り3つ
・頑張って4つ
表現アレでごめんなさい、なんとなく伝わりますよね?ね?
追い込みがんばりましょう〜〜!!!